【モテLiFeまで@37日】ついにデートが決まる
"1月のセミナーまでに彼女をつくる"
この時点でタイムリミットは
残り10日まで迫っていた。
「ヤバイ、、どうしよう、、。」
あれだけ大口を叩いたわりに、
いまだに進展していない状況に、
非常に焦りを感じていた。
"ネットワークビジネス"にのめり始める
この時の"女の子"とも
特に進展という進展はなかった。
会えば話すのだが、
あくまでも
その"集まりの中"だけの話だった。
ビジネスグループ内での
"恋愛禁止"というルールが
非常に重くのしかかっていた。
下手な行動を許さなかった。
最初は、
「いやいや、別に学校でもないんだしいいじゃん」
と思っていた。
しかし、参加する機会が増えていくにつれて
グループの他の人たちとも
段々と親しくなっていき、
正直、彼らとの関係を崩したくなかった。
家と職場との往復を繰り返し、
休みの日は引きこもって
ゲームをするかオナニーするかの日々。
ずっとこんな日々が続くと思っていた。
そんな自分が今では
毎日のように
新しい人と触れ
様々なイベントに参加している。
今までとはまるで違った世界に
本当に魅了されていた。
もちろん、
ただ楽しむ集まりだけではなかった。
あくまで
"ネットワークビジネスの集団"
今月の成果報告なり、
新商品の宣伝なり、
セールス勉強会といったものもあった。
ただ、
いまの仕事を辞めて
なにかビジネスを始めようと思っていた
当時の僕にとっては、
そういった集まり自体も新鮮で面白かった。
"こんな素敵な人達に囲まれながら、
仕事をして生きていくことが出来れば
どれだけ最高なんだろう"
段々と自分の中で
「俺もこの仕事で成果を出してみたい」
「みんなに認められたい」
といった欲求が強くなり始めていた。
(完全に目が曇っている状態です)
ついに"デート"決定
出会い系アプリも
いまいち成果が出ていなかった。
課題であった、
メッセージのやりとりは
少しずつ改善されてきていた。
・返信する時間を意識する
・メッセージの量を相手に合わせる
・相手が興味を引く話題
いろんな攻略サイトを見ながら、
こういった要素を取り入れることで、
少しずつ"やりとり"が増えていった。
以前のように、
"既読スルー"されるといったことも
目に見えて少なくなっていた。
しかし、
"どうデートに誘っていいか分からない"
という次の課題が出てきた。
攻略サイトを見ていると、
マッチング→メッセージ→LINEに誘導→(電話)→デート
といったルートが王道だった。
メッセージは続くようになるも、
次のステップであるLINE誘導を
どのようにしたらいいのか分からなかった。
「理由もないのに、LINE聞いてもダメじゃない?」
決め手になる誘い文句が見えていなかったのだ。
今思うと、理由なんて、
"相手の趣味に合わせて
適当にこじつけてしまえばよかった"のだが、
非モテ男に特有の
変なところで律儀だったのだ。
結局LINE誘導できないまま、
だらだらメッセージを重ねるだけで、
相手に飽きられて自然消滅する。
そんなパターンが続いていた。
ただ、そんな状況とは裏腹に
マッチング率はさらに高くなっていた。
こちらから何もしなくても、
女性の方から"いいね"をもらうことが
とても多くなっていた。
(↑女性運のアップが関係しているのかもしれないですね)
1月のタイムリミットまで、
残り僅か。
このままじゃマズイと
焦る気持ちから
「もう、どうにでもなれ!!」と思い切って
アプリ上でデートに誘ってみた。
「〇〇さんとのやりとりが本当にすごく楽しいです。
もっと〇〇さんのことを知りたいなって思います。
よかったら〇日に1度お会いして話しませんか?」
(うろ覚えですが、確かこんな内容で誘っていたと思います)
「切られるなら切られていいや」
どうせ、だらだら続けていても、
結局進展しないまま終わるんだ。
特に理由が思いつかなかったので、
当たり障りのない誘い文句で
デートに誘っていた。
「まぁ、音沙汰ないだろうなー」
と思いつつ仕事終わりにアプリを開いてみると
「いいですよー!」
と、まさかのOKを貰っていた。
その後LINE交換→LINE通話と
トントン拍子に話が進んでいき、
なんと、3日後にデートをすることが決まった。
その時点で、
タイムリミットまで
"残り5日"の状態であった。
「これがラストチャンスだ!!」
と最後の望みを賭けていた。